imaiさん頑張って最終章

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MONSTERSのアナログレコードが完成しました!長かったー!!!

そもそも、クラファンが終了し、アナログの制作が開始した時はまだコロナ禍の真っ只中で、プレス工場が止まっていたり、価格が異常に高騰していたり、すぐに動ける状況ではありませんでした。なので、まずはCD、カセットテープの制作を優先し、アナログは焦らず納得のいくものを作ることに決めました。

そうなった時にせっかく時間があるなら、中身もグレードアップさせようと思いました。MONSTERSはオリジナル5曲、リミックス3曲の構成なので、残り2曲もリミックスしてもらって、A面にオリジナル5曲、B面にリミックス5曲にしたらアナログレコードとして完璧な構成になるとひらめきました。(我ながら天才やね!)

まず王舟君と作ったMacaroon。これはすぐyuigotに作ってもらいたいと決まりました。yuigotとは縁があって、自分とマルチネからリリースしたタイミングが近く、リリース直後のマルチネ放送室βも一緒に出演した(その時、初めてスーさんが挨拶しに来てくれた!)し、現場もよく一緒になっていました。初対面は僕がライブを観に行った時に声をかけてくれて、Twitterでも書いてくれたイノウとの出会いの話をしてくれました。とても嬉しかった。アーティストとして決定的に食らったのはふめつのこころのリミックスだったと思う。歌モノのリミックスがめちゃくちゃいいなという印象があって、今思えばあの頃からいつかyuigotにリミックスを頼みたいと思っていた。

そして、吉田君と作ったW杯。これは難しかった。最初色んなトラックメイカーを考えたけど、これだ!というアイデアが思い付かなかった。もっと言うと自分以上に吉田君と相性が良いトラックメイカーはいないと思っていた(笑)やっぱり吉田君が最高に輝くのはトリプルファイヤーだもんなー。ん?トリプルファイヤー?自分はトリプルファイヤーを観て、吉田君のファンになったのだ。ならば、吉田君と作ったW杯をトリプルファイヤーにお返ししたらどうなるんだろう。一度思い付いたらそれ以外考えられなくなった。そもそもバンドはレコーディングが大変だし、リミックスなんてよく分からないし、結構な無茶ぶりだったと思う。だけど、トリプルファイヤーの皆さんは快く引き受けて下さいました。

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デザインに関しても徹底的にこだわった。音楽不況が極まって、それにコロナも重なって、どんどんミュージシャンが消極的になるのがたまらなく嫌だった。だから、クラファンをして、妥協しないアイテムが作りたかった。CD、カセットも作ったけど、物として一番贅沢なのがアナログレコードだと思う。レコードスリーブに印刷しようとか、クリアヴァイナル(透明な盤)にしようとか、DLコードのデザインまで、全部のアイデアを詰め込んだ。写真家のてっちゃん、イラストレーターのobak、デザイナーのちよちゃんの尽力とセンスの賜物です。

結果的に12人のミュージシャン、アートワークチームが3人、ミキシング、マスタリングエンジニアの計17人に参加してもらいました。

コロナ渦という特殊な時間で、胸を張って音楽活動をする事も難しくなってしまい、それでも大人しくしてるのも無理で、やれる範囲でアルバム制作やツアーをやってきましたが、やっぱり通常時のような動きやリアクションはなく、擦り減ったり、よく分からなくなる時もありました。

でも、アナログが完成して、全10曲(新しいリミックスを含む)を通して聴いた時、間違いなく良いアルバムだと思えました。クラファン含め、関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。

明日、18:00から予約販売開始となります。 
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imaiさん頑張って最終章です。どうぞ、楽しんで下さい!